タグ別アーカイブ: 鍼

筋膜性疼痛症候群の治療法

こんにちは!神奈川県鎌倉市トリガーポイント鍼・手技療法を行っているますだ治療院です。

最近、「おたくでは筋膜性疼痛症候群に対してどんな治療を行っているんですか?」という質問のメールをよく頂くので、あらためてこちらのブログにも書いておきます。

まず、当院は鍼灸マッサージ院ですので、注射や薬剤の処方はできません。(また正確には治療という言葉も使えません。施術と言います)

当院で行うのは、トリガーポイント(痛みやしびれの原因になっている部位)を、または鍼(はり)で刺激する施術です。例えば下の図は、よくヘルニアによる坐骨神経痛に間違われる小殿筋という筋肉のトリガーポイントについてですが、青い点がトリガーポイントができやすい場所、赤いエリアが痛みやしびれを感じやすい場所です。(図は「ビジュアルでわかるトリガーポイント治療」(Simeon Niel-Asher著、伊藤和憲監訳)より)

トリガーポイントは、筋肉の使い過ぎや誤った使い方、過去のケガなどが原因で、筋肉などを包む膜どうしが癒着したり、膜を取り囲む基質がゼラチン状になっているような場所にできます。

上の図のように、症状を感じるところとは別の場所にできることも多く、見つけるには運動検査や触診などの技術が必要なのですが、うまく見つけて手や鍼で刺激すると瞬間的に症状の再現や増悪がみられ、ご本人も「あ、それだ!」と実感されます。

代表的な刺激の方法は、「指先で圧迫する」「指先を組織間に滑り込ませる」「鍼を刺す」「筋肉に鍼を刺して電気で収縮させる」などです。よく「治療は痛くないですか?」と聞かれますが、上手にトリガーポイントを刺激できると「痛いけど気持ち良い」「痛いけど刺激して欲しい」と言われます。

そのように刺激することで、局所の循環を良くしたり、組織間の滑走性を改善し、トリガーポイントを不活性化させることによって、痛みやしびれの改善をはかります。当院では、表層の組織や広い範囲が問題の場合は手、深層の組織やピンポイントの問題の場合は鍼を使う事が多いです。

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犬の関節炎、神経痛

こんにちは!
神奈川県鎌倉市トリガーポイント鍼手技療法を行なっているますだ治療院です。

私は、iPadの人体解剖図のアプリを仕事で使っているのですが、先日、の解剖図のアプリ(Dog Anatomy 3D)を見つけたので、早速ダウンロードしてみました。

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残念ながら人間用のアプリほどの詳しさや操作性はありませんが、浅部の筋肉、深部の筋肉、骨格、内臓と切り替えられ、日本語版もあって、大まかに筋肉や骨の位置をつかむには使えそうです。

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何に使うかというと、ウチの看板マッサージをやるときに参考にしたいのです。患者さんに対する施術も、こういったアプリを使うようになってから格段に正確さと効果がアップしたので。

まわりの話を聞く限りでは、動物病院の先生も、人間のお医者さん同様、レントゲンに写らない筋肉など軟部組織由来の痛みしびれについてはあまり教育を受けておられず、また、手術と薬以外の対処方法も持っておられない方が多そうです。

ですので、犬の関節炎ヘルニア、神経痛などと言われているものの中には、筋膜性疼痛症候群のような筋肉などの問題がかなり含まれているのではないかと私はにらんでいます。人間同様、飲み薬やサプリメントで良くなるものではないでしょう。

ウチの看板は5歳なので、まだ関節炎神経痛はありませんが、そうなった時には、マッサージである程度対処できるように練習しておきたいと思います。

ちなみに、私がよそのワンちゃんにマッサージをやることは、獣医師法に抵触するそうです。

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坐骨神経痛の患者様の口コミ

 

こんにちは!坐骨神経痛専門になりつつある神奈川県鎌倉市ますだ治療院です。

前回こちらに書いた、坐骨神経痛様の痛みの患者さんのうちのお一人のアンケートをご紹介します。

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お名前:A.Y.様 年齢:60歳 性別:男

お悩みの症状:左殿部(お尻)、左足外側の痛み

コメント

特に膝下外側の痛みが強く、100mも歩くことができません(でした)。

針治療は、はじめてで不安もありましたが、患部治療は多少痛みましたが、気持ちよかったです。初回施術後、筋肉もほぐれ、普通に歩く事が出来ました。翌日、1日立ち仕事も出来ましたが、左足はおもかったです。

2回目施術後は、左足はだるさもなくなりましたが患部を押すと多少痛みがありました。

3回目施術後は、階段での殿部の痛みもとれて、日々(自分で)マッサージをして、ようすを見ることにしました。

※カッコ内は、私が補足しました。他は原文のまま。

この方の場合も、最初にかかった病院では、坐骨神経痛と診断され、痛み止めをもらって飲んでいましたが、痛みが治まらないのでお知り合いのご紹介で当院に来られました。

私はこの方のケースを、農作業による筋疲労の蓄積で、お尻の深部の筋膜トリガーポイントが形成され、お尻とスネに痛みが出ている筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome:MPS)と考え、その部分にはり)施術を行うことで症状は漸次改善しました。

このケースでは、5日間、計3回の施術で痛みが出なくなりました。あとはお仕事中の姿勢に気を付けていただく事と、ご自身でできるマッサージをお教えし、施術終了としました。

この方の場合は、痛みが出はじめてから2週間と比較的新鮮だった事と、初回から深部へのが可能だった事で、改善までの期間が短くすんだと思いますが、痛みが長期間にわたっている場合や、表面の筋肉の緊張が強くていきなりは深部にアプローチできない場合には、もっと期間がかかるケースもあります。

ご自分の痛み・しびれは、もしかして筋膜性疼痛症候群?と思われたら、まずはこちらへご相談ください。

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坐骨神経痛の原因

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こんにちは!坐骨神経痛専門になりつつある神奈川県鎌倉市ますだ治療院です。

今月も、新たに来院された患者様17名のうち、実に13名の方の主訴が坐骨神経痛様の痛みです。既存の患者様も含めると毎日かなりの数の坐骨神経痛様の痛みに対する施術を行っていることになり、いっそのこと坐骨神経痛専門と名乗っても良いかなと思ったりします。

ここで、なぜ「坐骨神経痛の痛み」と書くかというと、自分は坐骨神経痛だとおっしゃる方の多くが、実際にはそうでないからです。

最新医学大辞典(医歯薬出版)によると、坐骨神経痛とは、「坐骨神経の走行に沿って、腰・臀部から下肢に激しい疼痛をきたすもの。(中略)腰椎の椎間板ヘルニアが重要視されており、原因の80%を占めるといわれる。」とあります。つまり、「多くの坐骨神経痛は、ヘルニア椎間板の飛び出し)が神経を圧迫してお尻や足に痛みが出るもの」だという事です。(図は新版病気の地図帳(山口和克監修)より)

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ヘルニアによって神経が圧迫されると、痛みやしびれとともに、足の筋力低下や深部腱反射(膝下などをゴムのハンマーで叩くと足が伸びるアレです)の低下や消失などが起こります。これは、坐骨神経が、感覚神経と運動神経の両方の線維を含んでいるからです。

しかし、当院を訪れる自称坐骨神経痛の方の多くは、筋力低下や反射の異常を伴っていません。ただお尻や足が痛いだけです。こういったケースでは、神経の圧迫は考えにくいと思います。

では、神経の圧迫でないとすると、何が痛みの原因でしょうか?

最も可能性が高いのは、お尻の奥や足の筋肉筋膜の問題です。これは、筋肉の緊張やそれを包む筋膜の滑りの悪さなどが原因となって、少し離れた場所に痛みやしびれを起こすものです。(図は「ビジュアルでわかるトリガーポイント治療」(Simeon Niel-Asher著、伊藤和憲監訳)より)

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これは筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome:MPS)といい、最近注目されてきましたが、まだまだメジャーではありません。多くの整形外科では、お尻や足に痛みがあると、腰のレントゲンを撮って、腰椎と腰椎の間が狭い所があれば、そこにあるはずの(レントゲンには骨しか写りません)椎間板がつぶれて外に飛び出して神経を圧迫しているのではないかと推測します。

しかし、上記のような理由で、実際に神経の圧迫が起こっているケースは多くないと考えられます。そして何より、お尻や足の筋肉を刺激することによって痛みやしびれが改善する例を私たちはたくさん経験しています。

また、MRIやCTなどの画像検査で実際にヘルニア脊柱管狭窄(背骨の中の空間が狭くなること)があっても、それが痛みやしびれを起こしているとは限りません。(症状の無い人でも画像検査をすると一定の割合でヘルニア脊柱管狭窄が見られるという報告もあります)ですので、整形外科でヘルニア脊柱管狭窄症と言われても、改善の可能性はありますので、あきらめずにご相談下さい。

当院では、痛みやしびれの原因になっている部位(トリガーポイント)を、問診・運動検査・触診で探し出し、手または(はり)で刺激します。トリガーポイントを的確に刺激できれば、局所の循環や組織間の滑走性を改善させ、痛みやしびれ改善の効果が期待できます。

もちろん、本当に神経の圧迫が原因のケースや内臓の関連痛など筋・筋膜以外の問題の場合もありますので、事前にご自身の症状をこちらまでご相談のうえご来院下さい。

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トリガーポイントとは

少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。神奈川県鎌倉市トリガーポイント鍼・手技療法を行っているますだ治療院です。

さて、最近テレビでトリガーポイントについて相次いで取り上げられたらしく、トリガーポイント神奈川などの検索キーワードで当院のホームページにたどり着かれた方からの問い合わせが何件かありました。

トリガーポイントとは、簡単に言うと「痛みやシビレの原因の場所」です。筋肉などの場合、約7割は、痛む場所とその原因になっている場所が違っていると言われています。

例えば、下の図は、肩甲骨の表面にある筋肉(棘下筋)に形成されたトリガーポイントが、肩や腕の痛みやしびれを引き起こす可能性があることを示しています。青い点がトリガーポイント、赤いエリアが症状が出やすい場所です。(図は「ビジュアルでわかるトリガーポイント治療」Simeon Niel-Asher著、伊藤和憲監訳より)

このようにトリガーポイントは、痛む場所と離れていることも多く、レントゲンなどの画像に写るわけでもないので見つける事は簡単ではありませんが、うまく見つけて刺激すれば非常に効果があります。

ますだ治療院では、問診・運動検査・触診などによってトリガーポイントを見つけ出し、浅い部位はで、深い部位は鍼(はり)で刺激します。

以前は、トリガーポイントは「筋肉の中にできるコリのようなもの」と言われていましたが、最近では、「筋肉や腱(けん)、神経などを包む膜が変性したり癒着している部位なのではないか」とも言われています。そのため、トリガーポイントが原因で起こる様々な症状を、筋膜性疼痛症候群と呼びます。

筋膜は全身にあるため、トリガーポイントも体の様々な部位に形成される可能性があります。もちろんトリガーポイントばかりが痛みしびれの原因ではありませんが、神経痛関節痛と思われていたものがトリガーポイントへの治療で改善するケースは珍しくありません。頸椎症、五十肩、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、変形性関節症など様々な疾患が、トリガーポイントが原因の可能性があります。

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