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肩甲骨はがし、筋膜はがし

こんにちは!神奈川県鎌倉市トリガーポイント鍼・手技療法を行っているますだ治療院です。

今日の午前中の患者さんに、「肩甲骨のあたりがつらくてしょうがないんですが、最近、整体などでやっている肩甲骨はがし筋膜はがしというのは効くんでしょうか?」と聞かれました。

たしかに〇〇はがしというネーミングはインパクトがあっていかにも効きそうです。

まず、肩甲骨はがしというのが何を指すのかがはっきりしませんが、おそらく下の写真のように肩甲骨の裏側に指を入れる手技だと思います。一見して「効きそう!」ですね。

おそらくこの施術を受けたい人は、このあたりにつらさを感じてるんでしょう。しかし、このアプローチで刺激できる菱形筋や肩甲骨の裏側の肩甲下筋をいくら刺激してもそのつらさは改善しないと思います。

また、筋膜はがし筋膜リリース)については以前にもこのブログに書きましたが、多くの情報はデタラメです。「筋膜はがしやってもらったけど痛くて気持ち良かった!」と言っている時点で、多分それは単なるマッサージです。

マッサージが悪いと言ってるのではありません。むしろ的確な部位へのマッサージなどの刺激こそが、痛みやしびれの改善に最も効果的だと思います。問題は、刺激すべきところはどこかという事です。つらいところをマッサージすれば良いわけではありません。

肩甲骨あたりのつらさの原因にも色々なパターンがありますが、うちに来院される方の場合、少なく見積もっても半数以上が肩甲挙筋(下の図)の問題です。つらい場所と原因の場所は違うのです。これをトリガーポイントといいます。

今朝の患者さんも、手や鍼(はり)で肩甲挙筋を刺激すると、「肩甲骨の方へひびきます!」「痛い場所を押してもらってもダメなんですねー」と納得されていました。

もちろん、根本的な解決には周囲の筋肉(筋膜)や姿勢の問題へのアプローチなども必要ですが、まずはダイレクトにつらさの原因になっている所を見つけて楽にすることが何より大切だと私は考えています。

(上の写真は、ArtRiggs著、広橋憲子監訳「ディープティシューマッサージ」医道の日本社より、下の画像はEssential Anatomy 5よりお借りしました)

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フォームローラーで筋膜リリース?

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こんにちは!神奈川県鎌倉市トリガーポイント鍼手技療法を行っているますだ治療院です。

最近、テレビや雑誌で筋膜リリースについて頻繁に取り上げられていますが、私が知っているものと違うことが多いので、そのことについて少し書きたいと思います。

結論から言うと、マスコミで紹介されている、フォームローラーやテニスボールなどを使ったセルフケアのほとんどは、いわゆるマッサージです。(フォームローラーとは、上の写真のような筒状の器具です)

マッサージがいけないというわけではありません。むしろ私は、患者さんにセルフケアとしてテニスボールなどのマッサージを勧めています。深層の筋肉などへのマッサージで慢性の痛みが改善するケースは少なくありません。

ただ、筋膜リリースというのは、いわゆるマッサージとは大分違う考え方、やり方の治療方法で、以下のような特徴があります。

  1. 筋肉より浅い所にある主に深筋膜に対する手技です。ですので、フォームローラーやテニスボールのマッサージでは、刺激が強すぎ(深すぎ)ます。
  2. 時間をかけてコラーゲン繊維とエラスチン繊維のねじれを解きほぐす手技です。(下の図参照)エラスチン繊維は10秒くらいで伸びますが、コラーゲン繊維を伸ばすには90秒~3分くらいの時間が必要ですのでフォームローラーやテニスボールでコロコロやってもリリースされません。
  3. 筋膜のすべりや伸びの悪い方向を見つけて改善する手技です。ですので、フォームローラーやテニスボールで適当な方向に刺激をしてもうまくいきません。

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つまり、筋膜リリースは、テレビなどで紹介されているものよりずっと繊細でゆっくりとした治療なので、もしいわゆる筋膜(深筋膜)のリリースが必要であれば、フォームローラーやテニスボールによるケアよりも、筋膜のつながりを意識したストレッチをお勧めします。同じ方向に連なる複数の筋肉を同時にストレッチするイメージです。その際、一つのポーズを90秒~3分かけてゆっくり行うと筋膜リリースの効果があります。

そして、繰り返しになりますが、マッサージがいけないわけではありません。私は、痛みの原因は深筋膜だけでなく、もっと深層の筋外膜や筋肉自体の問題もあると考えていますので、その場合にはマッサージや鍼(はり)をお勧めしています。

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要は、つらさの原因がどこに(どの深さに)あるかそれを改善するにはどんな方法が適しているかを知ることだと思います。万人に効果がある治療法など無いのですから。

ご自分の痛み・しびれは、もしかして筋膜性疼痛症候群?と思われたら、まずはこちらへご相談ください。

(図は、竹井仁先生の「自分でできる筋膜リリースパーフェクトガイド」よりお借りしました)

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