腰痛の原因はアライメント?モーターコントロール?認知のゆがみ?その6

前回は、腰痛の原因の5つの要素(アライメント、可動性、安定性、モーターコントロール、心理・社会的)のうち「モーターコントロール」についてお話しました。

今回は最後の「心理・社会的要因」について掘り下げたいと思います。

この分野に関しては、私もまだまだ勉強中です。ですので今回は、「腰痛のプライマリ・ケア」(金岡恒治・成田崇矢著、文光堂)という本を参考に、自分の意見も加味して書かせていただきました。

【心理・社会的要因による腰痛とは】

腰に痛みを感じた時に、「ささいなこと」ととらえるか、「受け入れがたいこと」ととらえるかは、その人の置かれている状況によって大きく変わります。

また、医療者の不用意な言動や、インターネットによる間違った情報などによって不安があおられると、痛みに対して過敏な状態になります。

さらに、痛みが長期化したり、周囲の理解が得られないと、ますます不安や破局的な思考を持つようになります。

その結果、痛みを避けるために不活動になり、身体機能はさらに低下し、ますます痛みを感じやすくなる、という悪循環に陥ります。(図は「腰痛のプライマリ・ケア」より)

【心理・社会的要因による腰痛を改善するには】

上記のような状態に対しては、「認知行動療法」が有効であるとされています。その2つの柱は、疼痛の教育(認知)と運動(行動)です。

疼痛の教育としては、ご自分の病態について正しく理解して、不安を払拭してもらうことが最も重要だと思います。

そして、運動としては、その人にとって適切なトレーニングを行うことによって、上記の悪循環を断ち切り、ご自分の体に対する自信を取り戻していただくことが重要だと思います。


これまでの整形外科領域では、腰痛の原因を、主に画像に写る骨のアライメント(腰椎の椎間が狭いなど)のみに求める傾向がありましたが、その他の要素(関節の可動性・安定性、モーターコントロール、心理・社会的要因)にも目を向け、複合的な問題であるという認識で対応していく必要があります。

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