こんにちは!神奈川県鎌倉市で筋膜リリースとパーソナルトレーニングを行っている、ますだ治療院です。
前回は、サーファーの首痛・肩痛について書きましたが、今回は、サーファーに多い腰痛の原因とセルフケアについて書きたいと思います。
【腰痛の原因その1】
サーファーに多い腰痛の原因の1つ目は、首痛・肩痛の原因と同じく、胸椎の硬さです。
パドリングの際に、胸椎(上の赤)が硬くて反れないために、腰椎(上の青)を過剰に反らせて、腰の筋肉に負担をかけている可能性があります。
また、ターンで体をひねる際に、胸椎が硬くてしっかり回らず、代わりに腰を過剰に回しているかもしれません。骨の構造上、上半身の回旋は主に胸椎で行われるべきなのです。
【腰痛の原因その2】
サーファーに多い腰痛の原因の2つ目は、股関節前面の硬さです。
パドリングの際に、股関節の前面(上の赤)が硬くてしっかり伸びないと、代わりに腰椎(上の青)を過剰に反らせて、腰の筋肉に負担をかけている可能性があります。
股関節前面の筋肉は、デスクワークや運転などで縮められ続けて硬くなっている事が多いです。胸椎の硬さもあると、ダブルでパドルの際の腰の反りを強めているかもしれません。
【腰痛のセルフケア】
痛くなってしまったら腰自体に対する治療も必要ですが、そこだけ治療してもなかなか良くならなかったり、良くなってもまた繰り返すというケースが多いです。
腰痛の根本的な解決には、胸椎や股関節の動きを取り戻す必要があります。そのために、当院では下のようなストレッチをご自宅で行うことをお勧めしています。
※胸椎のストレッチについては前回の記事をご参照ください。
①片膝立ちになり、両方の膝を90°にします。膝が痛い場合はタオルをひいて下さい。
②前足を半歩前に出し、お尻を締めるようにして股関節前面(下の赤)を伸ばします。
腰が反らないように注意しながら、5回深呼吸を1セットで左右を毎日行って下さい。
腰の痛みがひどい時は逆効果になる場合もありますのでご相談ください。
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