こんにちは!神奈川県鎌倉市で筋膜性疼痛症候群に対するトリガーポイント療法を行っているますだ治療院です。
先日、首の痛みを訴えて三十代男性が来院されました。この方は、造園業がお仕事で、上を向いて作業をすると首の左後ろが痛むということで、当院でも、首を色々な方向に動かしていただくと、後ろに倒した時に痛みが再現されました。
そこで、まず首を後ろに倒す時に主に働く、首の後ろの筋肉を触りましたが変化が見られませんでした。
次に、首を後ろに倒す時に伸びる、首の前の筋肉(胸鎖乳突筋:下図の青い部分)を触りました。すると、後ろに倒した時の痛みが半減しました。
さらに、首を後ろに倒す際、補助的に使われる首の横の筋肉(肩甲挙筋:下図の青い部分)も触ったところ、首を後ろに倒しても痛みは出なくなりました。
このように、首の後屈一つを取っても、色々な筋肉がからんでいるので、痛みの原因を特定することは容易ではありません。しかし、ひとつひとつていねいに診て行けば、痛みの原因をつきとめられる事は多いです。
ただ、この痛みの原因も、あくまでも日常生活での負担の積み重ねの結果ですので、負担を減らすか、それが難しければセルフケアを行っていかないと再発する可能性は高いです。
もちろんこの方にも、ご自宅でできる胸鎖乳突筋の筋膜リリースと肩甲挙筋のストレッチをお教えしました。
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