フォームローラーで筋膜リリース?

IMG_2977

こんにちは!神奈川県鎌倉市トリガーポイント鍼手技療法を行っているますだ治療院です。

最近、テレビや雑誌で筋膜リリースについて頻繁に取り上げられていますが、私が知っているものと違うことが多いので、そのことについて少し書きたいと思います。

結論から言うと、マスコミで紹介されている、フォームローラーやテニスボールなどを使ったセルフケアのほとんどは、いわゆるマッサージです。(フォームローラーとは、上の写真のような筒状の器具です)

マッサージがいけないというわけではありません。むしろ私は、患者さんにセルフケアとしてテニスボールなどのマッサージを勧めています。深層の筋肉などへのマッサージで慢性の痛みが改善するケースは少なくありません。

ただ、筋膜リリースというのは、いわゆるマッサージとは大分違う考え方、やり方の治療方法で、以下のような特徴があります。

  1. 筋肉より浅い所にある主に深筋膜に対する手技です。ですので、フォームローラーやテニスボールのマッサージでは、刺激が強すぎ(深すぎ)ます。
  2. 時間をかけてコラーゲン繊維とエラスチン繊維のねじれを解きほぐす手技です。(下の図参照)エラスチン繊維は10秒くらいで伸びますが、コラーゲン繊維を伸ばすには90秒~3分くらいの時間が必要ですのでフォームローラーやテニスボールでコロコロやってもリリースされません。
  3. 筋膜のすべりや伸びの悪い方向を見つけて改善する手技です。ですので、フォームローラーやテニスボールで適当な方向に刺激をしてもうまくいきません。

IMG_20160807_0002_NEW

つまり、筋膜リリースは、テレビなどで紹介されているものよりずっと繊細でゆっくりとした治療なので、もしいわゆる筋膜(深筋膜)のリリースが必要であれば、フォームローラーやテニスボールによるケアよりも、筋膜のつながりを意識したストレッチをお勧めします。同じ方向に連なる複数の筋肉を同時にストレッチするイメージです。その際、一つのポーズを90秒~3分かけてゆっくり行うと筋膜リリースの効果があります。

そして、繰り返しになりますが、マッサージがいけないわけではありません。私は、痛みの原因は深筋膜だけでなく、もっと深層の筋外膜や筋肉自体の問題もあると考えていますので、その場合にはマッサージや鍼(はり)をお勧めしています。

IMG_20160807_0001_NEW

要は、つらさの原因がどこに(どの深さに)あるかそれを改善するにはどんな方法が適しているかを知ることだと思います。万人に効果がある治療法など無いのですから。

ご自分の痛み・しびれは、もしかして筋膜性疼痛症候群?と思われたら、まずはこちらへご相談ください。

(図は、竹井仁先生の「自分でできる筋膜リリースパーフェクトガイド」よりお借りしました)

⇒書いてる人をみる

⇒ますだ治療院のサイトをみる

⇒看板犬と鎌倉の波情報をみる

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です